こんにちは!電動キックボード研究所「eKick研究所」所長のエキマルです。
2023年7月の道路交通法改正(特定小型原動機付自転車、いわゆる「特定小型原付」の新設)から2年以上が経過し、街で電動キックボードを見かける機会も本当に増えましたね。
それに伴い、市場にはさまざまな価格帯のモデルが登場しています。
特に目立つのが「10万円以下」で買える、非常に安価なモデル群です。
読者の皆さんの中にも、こんな風に思っている方はいませんか?
- 「電動キックボード、欲しいけど高いなぁ…」
- 「ネットで見たら5万円とか8万円で売ってるけど、あれでも大丈夫?」
- 「どうせ近所しか乗らないし、安くてもいいんじゃない?」
その気持ち、よーくわかります。
初期費用は誰だって抑えたいですよね。

エキマルさん!まさにそれです!
最近、10万円でお釣りがくるモデルがたくさんあって、レビューもそこそこ。正直、買っちゃおうか迷ってるんですけど…やっぱりマズイですか?

いい質問ですね。その「迷い」、非常に重要です。
先に結論から言いますが、私エキマルは、「後悔したくないなら、10万円以下のモデルは避けるべき」と本音でアドバイスしています。
もちろん、すべての10万円以下モデルがダメだとは言いません。しかし、その安さには必ず理由があり、それが「安物買いの銭失い」に直結するケースがあまりにも多いんです。
この記事では、なぜ「10万円以下の電動キックボード」を買ってはいけないのか、その明確な7つの理由を、専門家の視点から徹底的に解説します。
「安さに飛びついて後悔した…」そうなる前に、ぜひ最後までお読みください。
- そもそも「10万円以下の電動キックボード」とは?
- 【理由1】バッテリー性能が低い(=実走行距離が短く、寿命も短いリスク)
- 【理由2】モーター出力が弱い(=坂道を登らないリスク)
- 【理由3】ブレーキ性能・安全装備が不十分(なモデルが多い)
- 【理由4】車体の剛性・耐久性が低い(きしみ・故障のリスク)
- 【理由5】タイヤ・サスペンションが貧弱(=乗り心地が悪いモデルが多い)
- 【理由6】保安基準への適合(認定シールがあっても性能は別問題)
- 【理由7】アフターサポート・保証体制が壊滅的(なリスク)
- 実際のレビュー(楽天から見る本音)
- 【エキマル推薦】後悔しないための「10万円以上」の選択肢3選
- メリット・デメリットの再整理
- どんな人が「10万円以下」を買い、どんな人が「10万円以上」を買うべきか?
- FAQ(よくある質問)
- まとめ
そもそも「10万円以下の電動キックボード」とは?

まず、私たちが「10万円以下」と呼ぶモデルが、市場でどういう位置づけなのかを知っておきましょう。
2025年現在、電動キックボードの価格帯は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
- 格安モデル(10万円以下)
市場のエントリー層、あるいは「おもちゃ感覚」の層をターゲットにした製品。 ECサイト(楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなど)を中心に、5万円~9万円台で販売されています。 機能や装備を最小限に絞り、使用する部品(バッテリー、モーター、フレーム素材)のコストを徹底的に削減しています。
- スタンダードモデル(10万円台~20万円未満)
最も競争が激しいボリュームゾーン。 「安物買いは嫌だ」と考える層がターゲット。 バッテリー容量、モーター出力、サスペンション、ブレーキ性能など、実用的な走行性能と安全性のバランスが取れたモデルが多いです。
- ハイエンドモデル(20万円以上)
通勤・通学などで「毎日、本気で使う」層がターゲット。 大容量バッテリー(長距離走行)、高出力モーター(急坂対応)、高性能サスペンション(快適な乗り心地)、油圧式ブレーキなど、すべてにおいて妥協のない設計が特徴です。
今回焦点を当てるのは、1.の「格安モデル」です。
なぜ、この価格帯が「安物買いの銭失い」になりやすいのか。
その具体的な理由を7つ、深掘りしていきます。
【理由1】バッテリー性能が低い(=実走行距離が短く、寿命も短いリスク)

電動キックボードの価格を決定づける最大の要因は、間違いなくバッテリーです。
10万円以下のモデルは、このバッテリー性能を真っ先に削っている傾向があります。
具体的には、以下の2点で後悔するリスクが高まります。
「公称航続距離」と「実走行距離」の乖離がひどい
格安モデルの商品ページを見ると、「航続距離30km!」「最大40km走行可能!」といった魅力的な数字が並んでいます。
しかし、この数字を鵜呑みにしてはいけません。

えっ!?ウソなんですか?

ウソとまでは言いませんが、カラクリがあります。
公称値は「体重50kgの人が」「平坦な道を」「一定の速度(時速15km程度)で」走行した、いわば”最も燃費の良い”理想的な条件下での測定値であることがほとんどです。
実際の公道走行では…
・信号でのストップ&ゴー(発進時に最も電力を消費します)
・坂道(登坂は平地の数倍電力を消費します)
・運転者の体重(60kg、70kgと重くなれば当然、消費電力は増えます)
・気温(特に冬場はバッテリー性能が低下します)
これらの要因により、実走行距離は公称値の50%~70%程度になるのが一般的です。10万円以下の安価なバッテリーセルを使っているモデルは、この乖離がさらに大きく、公称30kmとあっても「実際は10kmちょっとしか走れなかった」というケースも珍しくありません。
バッテリーの「寿命」が短い
電動キックボードのバッテリー(リチウムイオン電池)には寿命があり、一般的に「充放電サイクル」で表されます。
安価なモデルは、このサイクル回数が少ない(=品質の低い)バッテリーセルを使用している可能性があります。
最初は快調でも、半年、1年と使ううちに急速に劣化し、「満充電してもすぐに切れる」状態になりがちです。
バッテリーの交換費用は、安くても3万円、通常は5万円以上かかります。
「7万円で買ったのに、1年後にバッテリー交換で5万円かかった…」
これこそが、典型的な「安物買いの銭失い」パターンです。
【理由2】モーター出力が弱い(=坂道を登らないリスク)

特定小型原付のモーターの定格出力は0.6kW(600W)以下と定められています。
格安モデルも「定格出力600W!」とアピールしていることが多いですが、注意が必要です。
重要なのは、スペック上の「定格出力」よりも、実際の「トルク(=車体を押し出す力)」です。
10万円以下のモデルは、コストカットのために磁石やコイルの品質を落とした安価なモーターを採用している傾向があります。
その結果、カタログスペックは満たしていても、実際のトルクが細く、以下のような不満が出がちです。
- ちょっとしたスロープや陸橋ですら、極端に失速する。
- 体重のある人(例:70kg以上)だと、平地でも加速が鈍い。
- 「坂道」と呼べるような勾配は、まず登れない(手押しになる)。
「家の周りは平坦だから大丈夫」と思っていても、実際に走るとわずかな勾配はどこにでもあります。
そのたびに失速するストレスは、想像以上に大きいものです。
【理由3】ブレーキ性能・安全装備が不十分(なモデルが多い)

公道を走る乗り物として、最も妥協してはいけないのが安全性です。
しかし、10万円以下のモデルは、この安全に関わる部分でもコストカットが見られます。
ブレーキシステムの甘さ
電動キックボードのブレーキには、主に「機械式ディスクブレーキ」「油圧式ディスクブレーキ」「ドラムブレーキ」「電子ブレーキ(回生ブレーキ)」があります。
安価なモデルに多いのが、「機械式ディスクブレーキ(片方のみ)」や「ドラムブレーキ」と「電子ブレーキ」の組み合わせです。
これらが悪いわけではありませんが、スタンダードモデル以上(10万円台~)で採用される「前後輪ディスクブレーキ」や、ハイエンドモデル(20万円~)の「油圧式ディスクブレーキ」と比較すると、制動力は劣る傾向があります。
特に雨天時や、とっさの急ブレーキが必要な場面で、「止まりたい位置で、しっかり止まれない」リスクが高まります。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)非搭載
急ブレーキをかけた際のタイヤロックを防ぐ「ABS」は、今や安全走行に欠かせない機能です。
しかし、10万円以下のモデルでは、コスト増に直結するため、搭載されているモデルは稀です。
急ブレーキで前輪がロックすれば、即転倒につながります。
灯火類(ライト・ウインカー)が暗い・見えにくい
特定小型原付には保安基準としてウインカー(方向指示器)やブレーキランプの装備が必須です。
格安モデルも当然これらを装備していますが、その「質」が問題になることがあります。
- ウインカーが小さく、点滅が暗いため、日中に後続車から認識されにくい。
- ヘッドライトが暗く、夜間の路面状況が把握しにくい。
これらはすべて、事故のリスクに直結します。
【理由4】車体の剛性・耐久性が低い(きしみ・故障のリスク)
10万円以下のモデルは、フレーム素材や折りたたみ機構の作りが簡素である場合が多いです。
軽量化のためにアルミ合金を使うのは一般的ですが、その厚みや溶接の質が価格に反映されます。
- 走行中の「きしみ音」「ガタつき」:
新品時は良くても、数ヶ月使ううちに、折りたたみ部分やハンドルポストから異音やガタつきが発生しやすくなります。走行中に常にガタガタと不安を感じるのは、大きなストレスです。
- 防水性能の低さ:
電動キックボードは精密な電子機器です。スタンダードモデル以上であればIPX4(防沫形)やIPX5(防噴流形)といった防水等級が明記されていますが、格安モデルでは「防水」としか書かれていなかったり、そもそも記載がなかったりします。
「小雨でも乗れない」「水たまりを通過したら壊れた」というリスクを抱えることになります。
【理由5】タイヤ・サスペンションが貧弱(=乗り心地が悪いモデルが多い)
格安モデルの乗り心地は、一言でいって「非常に悪い」傾向があります。
その理由は、タイヤとサスペンションにあります。
- タイヤ:
10万円以下のモデルの多くは、パンクの心配がない「ノーパンクタイヤ(ソリッドタイヤ)」を採用しています。これは一見メリットのようですが、空気入りタイヤ(チューブタイヤ)に比べて衝撃吸収性が皆無です。
- サスペンション:
スタンダードモデル以上なら、前輪や後輪、あるいはその両方にスプリング式やエア式のサスペンションが搭載され、路面からの衝撃を和らげてくれます。しかし、格安モデルでは、このサスペンションが「非搭載」であるか、搭載されていても非常に簡易的で「お守り」程度のものが多いです。
「ノーパンクタイヤ」+「サスペンション無し」の組み合わせは、アスファルトのわずかな凹凸や、点字ブロックの振動すら、すべて腕と腰にダイレクトに伝えてきます。
5分の走行なら我慢できても、15分、20分と乗ると、疲労困憊してしまいます。
これでは「ラクをするための乗り物」とは言えません。
【理由6】保安基準への適合(認定シールがあっても性能は別問題)
2025年11月現在、公道を走行できる特定小型原付には、「性能等確認制度」の認定シール(JATAシールなど)が貼られていることが、安全・安心の目印となっています。

じゃあ、10万円以下でも、その「JATAシール」が貼ってあれば安心ってことですか?

そこが落とし穴です!
認定シールは、あくまで「特定小型原付の保安基準(ライト、ブレーキ、最高速度表示灯など)を満たしていますよ」というお墨付きです。
この記事で解説してきた【理由1】バッテリー性能や【理由2】モーター出力、【理由4】耐久性、【理由5】乗り心地まで保証するものではありません。
認定シール付きの10万円以下モデルは、「最低限の公道走行ルールはクリアしているが、性能や耐久性は価格相応」である可能性が非常に高いのです。
また、いまだにECサイトでは、認定シールがなく、「当店は保安基準適合を確認済み」と”自称”しているだけの安価なモデルも散見されます。
これらは、実際にはブレーキ性能が基準を満たしていなかったり、最高速度表示灯が正しく機能しなかったりするリスクがあり、非常に危険です。
【理由7】アフターサポート・保証体制が壊滅的(なリスク)

これが、格安モデルを避けるべき最大の理由かもしれません。
電動キックボードは、自転車とバイクが組み合わさったような複雑な乗り物であり、必ずメンテナンスや修理が必要になります。
10万円以下のモデルを販売している業者は、以下のようなケースが散見されます。
- 販売元が海外の業者(または国内の小規模な代理店)である。
- 保証期間が極端に短い(例:購入後3ヶ月、半年など)。
- 「初期不良のみ対応」となっている。
- 故障した際の修理受付窓口が不明瞭(メールを送っても返信がない)。
- 修理に必要な交換部品(バッテリー、コントローラー、タイヤ)の在庫を持っていない。
「買って3ヶ月で動かなくなったのに、どこに修理を頼めばいいか分からない」
「販売店に連絡がつかず、結局ゴミになった」
これでは、7万円、8万円という金額が、文字通り「銭失い」になってしまいます。
スタンダードモデルやハイエンドモデルを扱う正規販売店は、国内に修理拠点を持ち、手厚い保証(1年保証など)と、その後の部品供給体制を整えています。
この「安心感」こそが、価格差に含まれているのです。
実際のレビュー(楽天から見る本音)
私エキマルが「10万円以下のモデルは…」と語るよりも、実際に購入したユーザーの「本音」を見るのが一番でしょう。
楽天市場で販売されている10万円以下の特定小型原付モデルに寄せられた「実際の」レビューを、忖度なしで引用します。(※出典:楽天市場)
記事の論旨(リスク)を裏付けるレビューと、そうではないポジティブなレビューの両方を見てみましょう。
リスク(デメリット)を裏付ける実際の声
「耐久性・故障」に関する声
「購入して数か月です。 週2回程度、乗っていますが、少しずつ色んなところのネジが緩くなったかのよう(あるいは部品の強度不足で少しずつ変形?)に車体全体が歪みが出て、崩していく感じです。 つい昨日、車輪の歪みが大きくなって、ブレーキと接触するようになり走行不能になりました。 高額商品で残念です。 交換・修理を希望します。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE レビュー)「初期不良・バッテリー」に関する声
「電動キックボードには満足してあるのですが初期不良で走行中にバッテリーが切れて走行不可能になります! 現在販売会社に修理依頼中です!」
(出典:楽天市場 Green Flora レビュー)「乗り心地(振動)」に関する声
「忖度なく申し上げますととりあえずサドルは肉厚のサスペンションのついたものに交換必須です。 短い距離でも尻が痛い痛い・・・ 自転車本体にサスペンションがないのでしかたがないのですが。」
(出典:楽天市場 Acalie楽天市場店 レビュー ※サドル付きモデル)
ポジティブ(メリット)な実際の声
一方で、10万円以下のモデルでも満足している声も多数あります。
特に「坂道」に関しては、モデルによって性能差が大きいようです。
「坂道」に関する声
「家の前に急な大きな坂があるのですが、楽々登っていきとても満足しています。…他社の20万近くする500wの電動キックボードではなくても350wで充分だと思いました。」
(出典:楽天市場 JETAKU生活館 レビュー)「サポート」に関する声
「また少しトラブルがありましたが、サポートセンターの人もスムーズに対応していただききちんと乗ることができました。」
(出典:楽天市場 JETAKU生活館 レビュー)
考察
ご覧の通り、10万円以下のモデルでも「坂道を登る」「サポートが良い」といった高評価の製品は確かに存在します。
しかし、同時に「数ヶ月で歪みが出た」「初期不良でバッテリーが切れた」「(サスペンションが無いため)乗り心地が悪い」といった、「安物買いの銭失い」に繋がりかねないネガティブなレビューも実在していることが重大なポイントです。
10万円以下の価格帯は、まさに「玉石混交」であり、購入前にこれらのリスクを許容できるかどうかが問われるのです。
【エキマル推薦】後悔しないための「10万円以上」の選択肢3選

ここまで読んで、「じゃあ、具体的にどのモデルなら安心なの?」と思った方も多いでしょう。
「安物買いの銭失い」を避け、快適な電動キックボードライフを送るために。
私エキマルが楽天市場で販売されているモデルの中から、記事で解説した「性能」「安全性」「信頼性」の基準を満たす、10万円以上のおすすめモデルを3つ厳選しました。
1. 【スタンダード】ZERO9 Lite(SWALLOW)
「10万円台で、性能のバランスが取れたスタンダードモデルが欲しい」という方に、まずおすすめしたいのがこの「ZERO9 Lite」です。
10万円以下のモデルとの「格の違い」を体感できる一台です。
- 価格帯: 14万円台
- 特徴: 記事で懸念した「乗り心地」を解消する「高性能サスペンション(前後輪)」を搭載。さらに「坂道」にも強いトルク(パワー)を両立しています。
- 信頼性: 「国土交通省 性能等確認制度 適合品」であり、国内の正規代理店(SWALLOW)によるサポートが受けられます。
楽天市場の実際のレビュー(忖度なし)
ポジティブな声:
「思ったよりずっしりしっかりしてる作りでした。かっこいいですね!」
(出典:楽天市場 SWALLOW 電動キックボード専門店)気になる声:
「メンテナンスに若干不安があることでしょうか。近くに販売店などがないので・・・」
(出典:楽天市場 SWALLOW 電動キックボード専門店)
※ストアの返信によれば「配送での修理も行っております」とのことです。
2. 【パワフル】E-KON City(E-KON STORE)
「とにかく坂道が多い!パワーが最優先」という方には、この「E-KON City」がおすすめです。
10万円以下のモデルでは絶対に太刀打ちできない「登坂性能」が魅力の国内メーカーモデルです。
- 価格帯: 16万円台(※セール価格の場合あり)
- 特徴: 特定小型原付の定格出力上限(0.6kW)に近い、パワフルな500Wモーターを搭載。
- 信頼性: E-KONは日本の電動モビリティメーカーであり、国内サポートが充実しています。
楽天市場の実際のレビュー(忖度なし)
ポジティブな声:
「坂道が多い地域住みなので坂道に強いというこちらを購入。…坂道でも減速することなくグングン登れます。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)ポジティブな声:
「いつもLUUPのシェアサービスを使っていましたが、こちらは折りたたみながら、それにまったく劣らない剛性があって、ぐらつきもなく、安心して乗れます。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)気になる声:
「週2回程度、乗っていますが、少しずつ色んなところのネジが緩くなったかのよう…車体全体が歪みが出て、崩していく感じです。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)
3. 【安定・長距離】E-KON LAKU(E-KON STORE)
「そもそもキックボード型は不安定で怖い」「どうせ買うなら航続距離が長いハイエンドなものがいい」という、ワンランク上の要求に応えるのが、この「LAKU」です。
- 価格帯: 10万円台後半~
- 特徴: 「スクータータイプ」で低重心のため、安定性が抜群です。さらに最大航続距離約80kmという大容量バッテリーと500Wモーターを搭載し、性能面で一切の妥協がありません。
- 信頼性: E-KONの国内サポート対象製品です。
楽天市場の実際のレビュー(忖度なし)
ポジティブな声:
「低重心でふらつきもなく足をすぐ地面につけられるのでコケる心配もほぼないです。…作りがしっかりしています。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)ポジティブな声:
「坂道も問題なく登れたので購入して大満足です!」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)気になる声:
「こちらの商品には防犯機能がない。」「荷物入れが無いと買い物が不便なので、…カゴは後で取り付けます。」
(出典:楽天市場 E-KON STORE)
メリット・デメリットの再整理
ここで、10万円以下の電動キックボードのメリットとデメリットを冷静に整理してみましょう。
デメリット(安物買いの銭失いになる理由)
- 性能不足: 実走行距離が短く、坂道を登らないモデルがある。
- 短命: バッテリーが1年持たずに劣化するリスクが高い。
- 安全性への不安: ブレーキが甘く、灯火類が暗いモデルがある。
- 乗り心地が最悪: 振動がひどく、長距離は苦痛なモデルが多い。
- 耐久性の低さ: 車体がきしみやすく、防水性が低いリスク。
- サポート不在: 故障した時に「売りっぱなし」で修理できないリスク。
メリット(あえて挙げるなら)
- 圧倒的な初期費用の安さ:
これが唯一にして最大のメリットです。「10万円以上は絶対に出せない」という人にとっては、選択肢になり得ます。
- 「お試し」としてのハードルの低さ:
「続くか分からない趣味」として、まず安価なもので試してみたい、というニーズには応えられます。
ただし、これらのメリットは、「すぐに壊れても仕方ない」「坂道登らなくても文句は言わない」という“割り切り”ができる場合に限ります。
どんな人が「10万円以下」を買い、どんな人が「10万円以上」を買うべきか?
ここまで読んだうえで、あなたがどちらに当てはまるか考えてみてください。
「10万円以下」を検討しても良いかもしれない人
- 走行は、自宅から半径1km以内、完全な平地のみ。
- 乗る頻度は、週に1回程度。
- 体重が軽く(例:50kg台)、坂道での使用を一切想定していない。
- 「1年くらいで壊れても、勉強代として諦めがつく」と割り切れる人。
- 自分で簡単なメンテナンスや修理ができる知識がある人。
「10万円以上(スタンダード・ハイエンド)」を選ぶべき人
- 通勤、通学で「毎日」使いたい人。
→ 【理由4, 7】耐久性とサポート体制が必須です。 - 片道5km以上の距離を走る人。
→ 【理由1】実走行距離に余裕のある、良質なバッテリーが必要です。 - 走行ルートに坂道が一つでもある人。
→ 【理由2】トルクのある高出力モーターが必須です。 - 安全性を何よりも重視する人。
→ 【理由3】高性能なブレーキやABS、明るいライトが必要です。 - 快適に移動したい人。
→ 【理由5】サスペンションとエアタイヤが必須です。 - 「安物買いの銭失い」で絶対に後悔したくない人。
→ 10万円台半ば(13万~18万円)を最低ラインとして検討すべきです。
FAQ(よくある質問)
- Q10万円以下でも「公道走行可能」「特定小型原付」と書いてあれば、法律的には問題ないんですよね?
- A
「JATA認定シール」が貼られていれば、保安基準は満たしているため、法律上は公道を走行可能です。
しかし、この記事で強調したいのは、「法律的にOK = 快適・安全・高耐久」ではない、ということです。保安基準ギリギリの性能で作られた安価な製品は、法律違反ではなくても、すぐに「使えない」状態になるリスクをはらんでいます。
- Q「理由7(サポート)」が一番不安です。安いモデルでも、ちゃんとサポートしてくれる販売店を見分ける方法は?
- A
非常に難しいですが、最低限、以下の点を確認してください。
・販売元の会社概要(日本の会社か、住所は実在するか)
・保証期間(最低でも1年はあるか)
・修理受付のフローが明記されているか(「~へメールしてください」だけでは不安です)
・「交換部品の販売」を行っているか(部品供給の意思があるかの指標になります)
正直なところ、10万円以下の価格帯で、これらすべてをクリアする手厚いサポート体制を維持するのは困難です。サポート体制も「価格」に含まれていると考えるべきです。
- Qわかりました…。やっぱり後悔したくないので、10万円以上のモデルを探します。エキマルさんのおすすめの価格帯はいくらですか?
- A
賢明な判断だと思います!
用途によりますが、「安物買いの銭失い」を避け、実用的な性能と安心感を得るためのスタートラインは、13万円~18万円の「スタンダードモデル」だと私は考えています。
この価格帯になると、バッテリーの質が上がり、サスペンションが装備され、ブレーキ性能も格段に向上します。毎日ハードに使う方や、急坂が多いエリアの方は、20万円以上のハイエンドモデルもぜひ視野に入れてください。初期投資は大きいですが、数年間のトータルコストと満足度で考えれば、決して高くはありませんよ。
まとめ

今回は、「本当に『10万円以下の電動キックボード』を買ってはいけないのか?」というテーマに対し、専門家として「はい、後悔したくないなら避けるべきです」という本音の回答と、その7つの理由を解説しました。
- バッテリー性能が低い(実走行距離が短く、寿命も短いリスク)
- モーター出力が弱い(モデルによっては坂道を登らない)
- ブレーキ性能・安全装備が不十分(なモデルが多い)
- 車体の剛性・耐久性が低い(きしみ・故障のリスク)
- タイヤ・サスペンションが貧弱(乗り心地が悪いモデルが多い)
- 保安基準への適合(認定シールがあっても性能は別問題)
- アフターサポート・保証体制が壊滅的(な業者が存在する)
電動キックボードは、おもちゃではなく、あなたの命を乗せて公道を走る「車両」です。
食料品や日用品と違い、一度買ったら数年間は使い続ける高価な買い物です。
目先の「安さ」だけで選んでしまい、「坂道を登らない」「すぐに壊れた」「修理もできない」と後悔する人を、私はこれ以上見たくありません。
初期費用が数万円高くても、信頼できるメーカーの、十分な性能と手厚いサポートが付いたモデルを選ぶこと。
それこそが、結果的にあなたのコスト(時間、お金、ストレス)を最小限にし、安全で快適な電動キックボードライフを実現する、唯一の道です。
当サイト「エキラボ」では、10万円台で買えるおすすめのスタンダードモデルや、20万円以上のおすすめハイエンドモデルも徹底比較しています。
ぜひ、そちらの記事も参考に、あなたにとってベストな一台を見つけてください。
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