納税額は大きなものになるけれど、賢く選べば実質お買い得で手に入る!
近年、街中で見かける機会が増えた電動キックボード。
2023年7月の法改正により、16歳以上なら免許不要で乗れるようになったことで、新たな移動手段として注目を集めています。
そんな電動キックボードが、なんとふるさと納税の返礼品として手に入ることをご存知でしょうか?

ふるさと納税で電動キックボードが貰えるって本当?

本当です!2025年9月現在、複数のふるさと納税サイトで自治体が電動キックボードを返礼品として提供しています。寄附金額は50万円以上と高額になりますが、ふるさと納税の仕組みをうまく活用すれば、実質2,000円の自己負担で最新の電動キックボードが手に入る可能性があるんです!
※返礼品の内容は頻繁に変わるため、最新の情報は必ず各ふるさと納税サイトでご確認ください。
実際に提供されている製品の例
1. KS6 PRO(兵庫県西脇市)
長谷川工業とYADEAのコラボレーションモデルで、本格的な走行性能を誇ります。
項目 | 内容 |
---|---|
寄附金額の目安 | 550,000円 |
展開サイズ | 1192×520×1258mm |
折りたたみサイズ | 1192×520×604mm |
製品重量 | 22.0kg |
バッテリー | リチウムイオン 36V 15.6AH |
定格出力 | 500W |
最高速度 | 20km/h |
最大航続距離 | 60km |
充電時間 | 約5時間 |
最大登坂能力 | 15度 |
タイヤ | 10インチ 耐パンク加工エアタイヤ |
2. KICKBOARD EV シリーズ(愛知県名古屋市)
折りたたみ可能で日常使いに適したエントリーモデルから、パワフルなモデルまでラインナップされています。
項目 | 内容(KICKBOARD EV Liteの例) |
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寄附金額の目安 | 650,000円~ |
展開サイズ | 1130×590×1220mm |
折り畳みサイズ | 1130×590×530mm |
車両重量 | 19.5kg |
耐荷重量 | 120kg |
定格出力 | 0.35kW |
航続距離 | 30km |
充電時間 | 約5時間 |
タイヤサイズ | 10×2.50 |
3. RICHBIT ES1 Pro(岐阜県土岐市など)
※注意:過去に返礼品として提供されていましたが、2025年9月現在、提供は確認できていません。
スタイリッシュなデザインが魅力の特定小型原付対応モデルです。
項目 | 内容(参考) |
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寄附金額 | 提供終了の可能性あり |
展開サイズ | 1,190×560×1,200mm |
折りたたみ時 | 1,190×560×540mm |
車体重量 | 約13.8kg |
最大荷重 | 100kg |
定格出力 | 250W |
最高速度 | 20km/h(公道モード)/ 6km/h(歩道モード) |
航続距離 | 約25km |
充電時間 | 約4時間 |
タイヤサイズ | 8.5インチノーパンクタイヤ |
ユーザーの声(参考)
※以下は、電動キックボード利用者の一般的な意見として参考にご覧ください。
元のレビューは現在確認が取れなかったため、内容を保証するものではありません。
高評価の意見
- 乗り心地や走行性、操作性がよく出来ている。公道走行が可能でこの価格帯であれば満足。
- とても軽量。レスポンスが良く、スムーズに加速できる。
- 通勤で往復2km程度の利用だが、スピード、乗り心地ともに申し分ない。
- トップスピードの20km/hまでスムーズに加速できて楽しい。シェアサイクルと比較しても加速性能は良いと感じる。
- 一般的な舗装道路ならサスペンションが無くても振動はあまり気にならない。タイヤのクッション性が良い。
注意点を含む意見
- 購入してしばらく経ってから、アクセルが反応しない、電源が入らないなどのトラブルが発生した。
- サポートの対応はショップによって差があると感じた。

長期使用での不具合が心配です…

一般的な意見を見ると、初期品質やサポート対応は概ね良好なようですが、一部で長期使用時の不具合報告も見られます。購入前に提供元の自治体や事業者のアフターサービス体制、保証内容をしっかりチェックすることをお勧めします。
メリット・デメリット
メリット

- 圧倒的なコストパフォーマンス
ふるさと納税を活用し、控除限度額内であれば、実質2,000円の自己負担で高額な電動キックボードが手に入ります。 - 通勤・通学に最適
2023年7月から16歳以上は免許不要で運転可能。最高速度20km/hで快適に移動でき、折りたたみ式なら車への積載や公共交通機関との連携も可能です。 - 環境に優しい移動手段
排気ガスを出さないクリーンな移動手段として、都市部の交通渋滞緩和と環境負荷軽減に貢献します。 - 維持費が安い
自賠責保険(年額7,000円程度)への加入は必須ですが、ガソリンは不要で電気代のみ。車検もありません。 - 優れた操作性と安全性
安定した乗り心地や、安心感のあるブレーキ性能、スムーズな操作性が多くのモデルで評価されています。
デメリット

- 高額な寄附金額
50万円を超える寄附金額は、年収や家族構成によっては控除限度額を超えてしまう可能性があります。
事前に控除限度額のシミュレーションを必ず行ってください。 - 坂道での性能制限
急勾配の坂道ではパワー不足を感じることがあります。
お住まいの地域の地形によっては、使い勝手が大きく左右される可能性があります。 - 長期耐久性への懸念
一部のモデルでは長期使用時の信頼性に注意が必要です。
保証期間や修理体制の確認が重要です。 - 駐車場問題
特定小型原動機付自転車は、原則として自転車または原付バイクの駐輪場に停めることになりますが、場所の確保が出先で課題となることがあります。 - 天候による使用制限
多くのモデルは一定の防水性能を備えていますが、雨天時の走行はスリップや視界不良のリスクが高まるため推奨されません。

坂道が多い地域だと使えないんですか?

急な坂道では確かにパワー不足を感じる場合があります。ただし、緩やかな坂道なら問題なく登れるモデルも多いです。製品のスペック(最大登坂能力など)を確認し、お住まいの地域の地形を考慮して選択することが重要ですね。
想定ユーザー像
最適なユーザー
- 都市部在住の通勤・通学者
通勤距離が2~5km程度で、比較的平坦な道が多い方。 - 高所得者層
年収が高く、ふるさと納税の控除枠に余裕がある方。 - 環境意識の高い方
脱炭素社会への貢献に関心がある方。 - 新しいもの好きの方
最新のモビリティを試したいアーリーアダプター層。
注意が必要なユーザー
- 坂道の多い地域在住者
急な坂が多い環境では性能を十分に発揮できない可能性があります。 - 長距離移動が多い方
航続距離には限りがあるため、長距離の移動には不向きです。 - 控除限度額が少ない方
限度額を超えた寄附は自己負担額が大幅に増えるため注意が必要です。
FAQ
- Qふるさと納税で電動キックボードを購入した場合、本当に2,000円だけの負担で済むのですか?
- A
あなたの年収や家族構成によって決まる「控除限度額」の範囲内での寄附であれば、実質2,000円の自己負担で済みます。
限度額を超えた分は全額自己負担となるため、必ず事前にシミュレーションサイトで確認してください。

- Q16歳以上なら本当に免許不要で乗れるのですか?
- A
はい。
警視庁の発表通り、2023年7月1日から「特定小型原動機付自転車」に該当する電動キックボードは、16歳以上であれば運転免許不要です。
ただし、ナンバープレートの取得と自賠責保険への加入は必須です。
ヘルメットの着用は努力義務とされています。
- Q公道以外でも乗れるのですか?
- A
特定小型原動機付自転車は、車道(左端)、路側帯、自転車道の走行が可能です。
また、最高速度を6km/hに切り替え、識別灯火を点滅させる「特例特定小型原動機付自転車」モードであれば、一部の標識がある歩道も走行できます。
- Q雨の日でも使えますか?
- A
多くの製品は防水性能(IPX4レベルなど)を備えていますが、安全上の理由から雨天時の走行は推奨されません。
タイヤのグリップ力やブレーキ性能が低下し、事故のリスクが高まります。
- Q故障した場合のサポート体制はどうなっていますか?
- A
返礼品を提供する事業者によってサポート体制は異なります。
購入前に、保証期間、修理の受付方法(配送修理か持ち込みかなど)、問い合わせ先などを確認しておくことを強くお勧めします。

保険って自賠責だけで大丈夫ですか?

法的には自賠責保険の加入が義務付けられているだけです。しかし、自賠責保険は対人賠償のみで、対物事故やご自身のケガは補償されません。万一の事故に備えて、自転車保険や個人賠償責任保険などの任意保険への加入も検討することをお勧めします。
2025年の電動キックボード市場動向

- 法規制の安定化: 2023年7月の法改正から時間が経過し、社会的なルールや認知が定着しつつあります。これにより、ユーザーが安心して利用できる環境が整ってきています。
- 技術の向上: バッテリー性能の向上による航続距離の延長や、車体の軽量化など、より実用性の高い製品が続々と登場しています。
- インフラ整備の進展: 都市部を中心に、電動キックボードに対応した駐輪スペースやシェアリングサービスのポート設置が進んでいます。

将来性はどうですか?普及しそうですか?

都市部のラストワンマイルを担う移動手段として、確実に普及が進んでいます。環境問題への関心の高まりや、移動手段の多様化を求める声に後押しされ、需要は今後も拡大していくと予想されます。
まとめ
ふるさと納税で手に入る電動キックボードは、高額な寄附が必要ですが、条件が合えば非常にお得に最新の移動手段を試せる魅力的な返礼品です。
特におすすめなのは以下のような方です:
- 年収が高く、控除限度額に余裕がある方
- 都市部在住で2~5km程度の短距離移動が中心の方
- 環境に配慮した新しいライフスタイルを求めている方
ただし、検討する際には以下の点に必ずご注意ください:
- 控除限度額の事前確認は必須です。
- 返礼品の内容は常に変動します。必ず最新の情報を公式サイトで確認してください。
- お住まいの地域(坂道の有無)や駐車場所の確保が可能かを考慮しましょう。
- 製品の保証やアフターサービスの内容を事前に確認しましょう。